<< 柴原薫「日本の林業は終わる その3」 | top | 秋川会計事務所便り「災害に強い日本の国土を」(2018年10月号より) >>

柴原薫「日本の林業は終わる その4」

いつもありがとうございます。
今週もメールマガジン【木曽は山の中新聞 第367号】をお届けいたします。


少しでも多くの方に日本の森、林業、住宅業界について知っていただこうと思い、ほぼ「木」の付く木曜日にメールマガジンを発行しております。その他、おすすめイベントも紹介しております。

                南木曽木材産業(株) 柴原薫

■□━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
□ 木曽は山の中新聞 第367号 【2018年09月20日(木)】
□■----------------------------------------------------------------
南木曽木材産業(株)柴原薫 http://nagiso.co.jp/

            ≪ 目次 ≫

[ 1 ]柴原薫「日本の林業は終わる その4」

----------------------------------------------------------------


[ 1 ]柴原薫「日本の林業は終わる その4」

<その1>はこちら→ http://blog.nagiso.co.jp/?day=20180830
<その2>はこちら→ http://blog.nagiso.co.jp/?day=20180906
<その3>はこちら→ http://blog.nagiso.co.jp/?day=20180913

◆棺で職人の道をひらく

私は具体的にどのようなことに取り組んだらよいかと考えました。それで最終的に落ち着いた先は棺だったんです。昨年度はおよそ130万人の人が亡くなっていますので、大きな需要があると考えられます。今の棺桶の業界の現実を調べたところ、大手の業者が中国から輸入して、それを1つ1万円から3万円で販売をし、セレモニーホールで10万円定価販売されています。当然ビジネスですから、いくら儲けようと構いませんが今や、ネット販売のアマゾンでも2、3万円で売っているのです。私は林業の立場として、「それでいいのか」と考えています。そしてこんなことを考えました。

例えば、滋賀県の人がお亡くなりになったら、地元の木で作った棺桶に入れられて見送られるのが当たり前の世の中にする。そのために全国47都道府県でそのようなネットワークを作ることができないかと考えています。そうすることで職人さんたちを生かす道がひらけてくると思ったのです。確かに、職人さんにやってもらうと高くつきます。しかし、このことを提案していくと、1個10万円ならば買っても良いというお客様が居られ、すでに38人も申し込みをされています。

それから、会津若松市に国指定重要文化財の「さざえ堂」という不思議な二重構造の螺旋階段のある六角堂があります。螺旋階段で3階のところまで登っていき、同じ階段を使わずに下りられるようになっています。建築学的には東の横綱と言われる建物です。私は今、これを復元しようと思っています。これは文化財なので全てバラバラにして作り直すと15億円かかるそうですが、新築で作ると5億で出来るのです。ですから、これを都内で作り、その正しい見送りする場と日本の職人たちが上を向いて生きられる処にしていきたいと思っています。こんな考えを話すとよく物笑いされます。でも本当にいろんな人たちと手を組みながらやったらできないことはないと思っています。

◆自分で道を切りひらいていく

我われは健全の森とともに日本の林業のために植林活動をしっかりしていかなければならない。それから、日本の文化を守るためには職人といった人が携わってやり続けていかなければならない。仕事を創り、そのステージを与えるための工夫をしていかなければならない。私が言いたいことはこの三つなのです。補助金は必要ありません。しかし現実的には林業も補助金漬けになっています。けれども、歴史上で補助金をいただいて活動した人の中にきちんと自活できた人を知りません。

昔、中村久子という、あのへレン・ケラーが尊敬してやまなかった日本人がいました。久子さんは幼少期に両手両足が無くなり、大変な苦労をされました。若い頃には、「だるま娘」と呼ばれながら、呼び物小屋で芸をしながら生活をしたこともあります。それでも久子さんは自立をして助成金を受けない生き方をされたのです。

このことを思う時、私は自分で生きていく道を模索してやっていきたい。そうしていくことで、もう一度日本の林業や、それを生かしてくれる職人の道がひらいてゆくのだと信じています。こんなことを尊敬する鍵山 秀三郎先生や原田 隆史先生に励まされながら、やり続けていくことができております。本日はありがとうございました。

<終わり>


★☆ご意見、アドバイスは、下記までお願いします。
【お便り】→ info@nagiso.co.jp

《お願い》
このメルマガを読んで気に入っていただけましたら、
お友達にぜひお勧めください。このメルマガを
転送していただければ、文末に登録フォームがございます。

■□━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
□ 最後までお読みいただき、誠にありがとうございました!
□■----------------------------------------------------------------

◆◇ 【木曽は山の中新聞】発行◇◆

南木曽木材産業株式会社

効率や採算性が重視される時代になっても、私たちは頑なに、
家づくりのすべてを提供しております。なぜなら、これが一番、
お客さまに安心していただけるからです。植林して、間伐し、
製材して、家を建てる。すでに私たちは五十年近く、同じことを
続けております。家は一生の財産。お客様の夢を、柱一本から
実現できることが、私たちの誇りです。

代表取締役 柴原 薫
info@nagiso.co.jp

[柴原のブログ] http://blog.nagiso.co.jp/

〒399-5302 長野県木曽郡南木曽町吾妻1187
TEL/0264-57-3044 FAX/0264-57-2006
www.nagiso.co.jp


■□----------------------------------------------------------------
□ 今後ともよろしくお願いいたします。
■□━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
nagiso | 木曽は山の中新聞 | 09:43 | - | - | - | - |

10
--
1
2
3
4
5
6
7
8
9
10
11
12
13
14
15
16
17
18
19
20
21
22
23
24
25
26
27
28
29
30
31
--
>>
<<
--
LATEST ENTRY
CATEGORY
ARCHIVE
LINKS
PROFILE
SEARCH