<< 柴原薫「鉄人!道場六三郎 その二」 | top | 柴原薫『志賀内さんの新刊「5分で涙があふれて止まらないお話 七転び八起きの人びと」(PHP)』 >>

柴原薫「靖國神社 本殿バリアフリー棟」

靖國神社の本殿横のエレベーター新築の木曽桧を納品し、
4月18日に竣工式ならびに、直会に参りました。

参拝者が車椅子で本殿に上がれるように
エレベーター新築を清水建設様が施工され、
靖國神社様にご指名頂き、靖國神社様と直接契約となりました。

会報誌に設計士事務所が弊社の事を書いて頂きました。
ご紹介させていただきます。柴原

ーーーーーー
『本殿バリアフリー棟』竣工報告(「靖國」第742号 平成29年5月1日)

この度、御創立五〇年記念事業の重要な柱と位置付けられている本殿バリアフロー棟が
無事竣工を迎えることができました。御遺族や参拝者の高齢化が進む中、一日も早い完成が
待たれていた工事でした。

本殿は基壇上に建ち、床の高さは左右の廻廊より三メートル以上高くなっていて、
「昇殿」という言葉が相応しい建物です。さらに、参拝者全員が本殿内に
上がってお参りするという他に例をみない形式がとられています。
今までは、車椅子ごと若手神職が三人がかりで抱え上げて階段を上り下りしていましたが、
今後は、十三人乗りのエレベーターを設えたことで、安全に参拝していただけるように
なりました。拝殿から眺めると、北廻廊の屋根越しに銅色に輝く本建物の姿を
垣間見ることができます。

エレベーター本体は鉄骨柱で支えられてますが、エレベーター棟を覆う櫓とそれに続く廻廊は、
宮大工の技術を駆使した伝統木造でつくられています。金物を使わず木材を組み上げていく仕事に、
三十歳前後の若手宮大工が常時十人がかりで夜間作業もいとわず黙々と作業をこなしていました。

本殿は尾張藩御用材を用いたとの記録があったため、今では貴重な存在となっている
木曽檜の使用にこだわりました。木材を神社で直接購入したことにより、天然乾燥材を
用いることができ、割れや乾燥収縮がほとんど生じていません。

用材を納めた材木屋は、遺骨収集に使用される木箱が外国産材合板製であることに対して
心痛の思いを募らし、何とか日本産の無垢材を使ってもらえないかと現在、
国へ働きかけているそうです。

木曽檜の用材は職人たちの手鉋仕上げで光を放ち、檜の芳しい香りが参拝者を迎えています。
御祭神を偲んで来られる方に安心して参拝していただくことを第一に考えた建物となっています。

出典:「靖國」第742号 平成29年5月1日<発行所:靖國神社社務所>

ーーーーーー

◆写真:「靖國神社 本殿バリアフリー棟」

nagiso | - | 08:38 | - | - | - | - |

12
--
1
2
3
4
5
6
7
8
9
10
11
12
13
14
15
16
17
18
19
20
21
22
23
24
25
26
27
28
29
30
31
--
>>
<<
--
LATEST ENTRY
CATEGORY
ARCHIVE
LINKS
PROFILE
SEARCH